施術について考える・・・

往診整体sora 龍禅寺

2014年09月14日 14:13



~ 施術について考える ~

自分の本質を相手にぶつける・・・

という意味では、

施術というのは温泉のようなものかもしれません。

温泉は、入る人によって泉質を変えたりはしませんよね。

でも温泉にも、

湯治(治るために入る温泉)と

入浴(癒すために入る温泉)がある。


整体でいえば、

治るための整体と癒すための整体ということになるか。

では、湯治と日帰り入浴はなにが違うのか?

それは、

その場所が持っている意味が違うのだと思います。


湯治宿では、治す雰囲気があり、それにあった施設がある。

入浴場は入りやすい雰囲気とわかりやすい観光の雰囲気がある。

温泉はただこんこんとそこに沸いているだけ・・・

その場所をどういう場所にするか?

これがそのお湯の意味を作っているのだと思います。


我々、整体師もその本質だけを見れば、

ただ触っていれば良いとなってしまいますが、

そこにどういう意味をもたらすかは、

そのお湯に入る前に決まっている!!のではないでしょうか?


その人が治る!と感じるために、

整体院のレイアウトやわかりやすい説明をしたり、

その人の症状を受け入れるために病気や体の勉強をする。

そして、自分の泉質が100パーセント発揮されるために

本物の手を作る・・・

たくさんの人にお湯に来てもらうには宣伝をしなければいけない。

秘湯でいたいのならば別ですが、、、

それは、ビジネスモデルであり、経営戦略であり、

インテリアコーディネイトであり、HP製作であり、

患者管理や院内のシステムであり、

施術理論であり、施術法でもある。


でもその根底に、

自分のお湯に入り倒して、

このお湯好きっ!!

このお湯は間違いなくこういうためにある!!

と、自分を知っておかないと、

隣のお湯を真似しただけでは、

苦しくなってきてしまいますよね。


私はダンスと整体し知らない人間ですが、

なにかを表現する者にとって、

自分は何者なのか?

という問いはとても重要だと思います。

そしてそれを活かす方法を見つけることも!


関連記事